「超漢字」開発支援プロジェクト

目的

本プロジェクトは、パーソナルメディア製BTRON仕様OS「超漢字」のアプリケーション充実を支援するために設立されました。

本プロジェクトは、「超漢字」の開発元であるパーソナルメディア株式会社とは人的、資本的な面において無関係のユーザプロジェクトです。

戦略

プロジェクトは、以下の戦略を元に進められます。

開発環境の充実化

現在、パーソナルメディア株式会社が提供している純正開発環境は、UNIX系OS版、および、セルフ開発版です。

この開発環境をベースに、他環境への移植、クラスライブラリの作成といった、開発環境の充実を狙います。

アプリケーションのオープンソース化の促進

BTRON仕様OSは、APIが独特であることで知られています。その特殊性から、他環境の開発経験者であっても、BTRON仕様OS用にアプリケーションを開発することは困難が伴います。

既存の有用なソフトウェアをオープンノース化することで、アプリケーション作成のTipsを得ることができ、開発効率を向上させることが期待できます。

すでにオープンソースになっているソフトウェアの作者に、本プロジェクトへの協力を呼びかけ、分散して存在しているソースコードを集約させることを狙います。

オープンソース化の例外

我々は、製品として販売されているものに対して、オープンソース化を要求しません。ソフトウェアをビジネスとしている人々にとって、オープンソース化は大いなる挑戦です。外部からの軽率な要求は慎まれるべきである、という立場を取ります。

無論、製品をオープンソース化する時期が来るならば、それは大変喜ばしいことですが。

バグ情報、変更要求のデータベース化

悲しい現実ですが、アプリケーションには、必ずバグが含まれます。仕様の漏れもあります。また、作者には気づかない絶妙なアイデアを、利用者が気づくこともあります。

従来、バグ情報は、作者へのメール、もしくは、掲示板に頼ってきました。しかしながら、ボランティアでソフトウェア提供している開発者の多くは、他に仕事を抱えています。

多忙な時期に来たメールを、保存分類し、アプリケーションに反映させることは、開発者にとって、負担になります。 また、メールでは、情報を共有できず、似たよな要求を、複数の人から受け取ることになります。

掲示板は、情報を共有できる利点がありますが、時間と共に情報が消えていってしまいます。また、分類が難しいため、多忙な開発者にとって、十分な補助になるとは言えません。

そこで、sourceforge.net に備わっている、トラッキングデータベースを利用します。